「名探偵コナン 世紀末の魔術師」犯人とトリックや最後の結末!

映画「名探偵コナン 世紀末の魔術師」は1999年公開されました。
劇場版『名探偵コナン』シリーズの第3作目です。

この劇場版「名探偵コナン世紀末の魔術師」ネタバレと結末、犯人やトリックを紹介します。

伏線部分にはアンダーライン
推理回答にもアンダーラインを引いておきますね^^

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名探偵コナン 世紀末の魔術師あらすじ

名探偵コナン 世紀末の魔術師あらすじ

監督:こだま兼嗣
脚本:古内一成
原作:青山剛昌
主題歌: B’z 「ONE」

今回はコナンに世紀末の魔術師を名乗る泥棒からの挑戦状が・・・!

鈴木財閥で発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙うという怪盗キッドからの予告状が届きます。

そこにロマノフ王朝の財宝を狙い続ける国際指名手配犯、スコーピオンがからみ・・・

キッドの目的は?
そしてお宝の行方は?

世紀末の魔術師 予告状の謎

世紀末の魔術師 予告状の謎
母親に促されて寝室に向かった歩美。
高層マンションの高層階に位置する彼女の家のベランダで、歩美は思わぬ出会いをします。

そこに怪盗キッドがいたのです。

気障な仕草で歩美を魅了した彼は、今夜もどこかから宝石を盗み出して逃走の途中の様子。
彼を探してヘリコプターのサーチライトがベランダを照らします。

じゃあなお嬢さん!そう言って再びベランダから飛び立つキッド。

その姿は闇に生えて白い光を放つようにしながら、今夜も彼は警察を煙に巻いて逃げ切ったのでした。


8月19日、警視庁ではキッドの事件についての報告が挙げられ捜査会議が開かれています。
これまで134件の犯行を重ねているキッドを、一度も逮捕出来ずにいる警察はメンツを潰され続けている状況・・・。

そこへ彼からの犯行予告状がまたしても届いたのです。

[金色の獅子から暁の乙女へ 
秒針のない時計が12番目の文字を刻む時 光る天の楼閣から メモリーズ・エッグをいただきに参上する  
世紀末の魔術師 怪盗キッド]

メモリーズ・エッグとは鈴木財閥の蔵から発見されたロマノフ王朝の秘宝、インペリアル・イースターエッグの事です。

皇帝が皇后への贈り物として宝石細工師・ファベルジェに作らせたそれは、これまでに50個作られているとされてきましたが、51個目が見つかった事で、8月23日から大阪城公園内にオープンする鈴木近代美術館で展示する事になっています。

これを盗もうとするキッドの予告状を警視庁捜査二課の警部・中森が解説し始めました。


暗号を解読した結果、犯行は獅子座と乙女座が切り替わる間の8月22日の夕方から23日の夜明けまでと指摘。
光る天の楼閣は天守閣、つまり大阪城の事だと推理した中森。

ただ「秒針のない~」部分の解読が出来ていないため、犯行時刻が分かりません。

その熱さは捜査全員にも共通するもので、会議場を包むのは彼らの雄叫び。

この事件に、鈴木財閥会長からの願いで参加している毛利は、彼らの勢いに若干顔を強ばらせるのでした。


大阪に乗り込んだ毛利にはいつものように蘭とコナンも同行しています。
彼らは鈴木財閥の娘で蘭の親友・園子の迎えを受け会長に会う為リムジンに乗り込みました。

運転手は会長の新しい秘書・西野。
会長のいる鈴木近代美術館は厳重な警備囲まれ、物々しい雰囲気が漂っていました。

そこに西の高校生探偵と呼ばれる服部平次と幼馴染の遠山和葉が来ています。
彼らもまたキッドの犯行予告を聞きつけて来ていたのでした。

コナンたちと一緒に美術館に入っていく平次と和葉。
迎えてくれた会長の部屋には先客がいました。


体格の良いロシア大使館一等書記官のセルゲイ・オフチンニコフ
商談でやってきた美術商の乾将一、
それからロマノフ王朝研究家の浦思(ほし)青蘭
エッグの取材を申し込んできたフリーの映像作家・寒川竜の4人です。

彼らはそれぞれに思惑を抱えてここにやってきているようでした。
エッグを狙っているのはキッドだけじゃないのです。


相手を牽制し合うように話していた四人ですが、毛利たちが来たことで部屋を出ていきます。
寒川は何故か西野の顔を見て明らかに動揺しながら・・・。

四人が去ったあと、コナン達はエッグとの対面を果たします。

開いたエッグの中には、金で作られたニコライ皇帝一家の模型が収められていました。

ファベルジェのデザイン画が残っていたことで本物だと認められたこのエッグですが、蓋の裏で光るのはダイヤではなくガラスが使われていたり皇帝が皇后に贈るものとしては質素な印象・・・。

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世紀末の魔術師 予告状のトリック

世紀末の魔術師 予告状の謎

それにしても・・・と話し始めたのは平次でした。
彼はキッドが指定した犯行場所が大阪城なのはおかしいと感じているのです。

光る楼閣といっても天守閣が光るわけでもないのに・・・。
そこへ中森たちがやってきました。

場所が大阪城なのは間違いないが、どうしても犯行時刻が解けない、そう悩む中森に毛利が推理を披露します。
それはアルファベットの12番目、Lを指しているんじゃないか、と。

つまり時計がLの字になる3時が犯行時間!!
それを聞いて中森たちは感嘆の声を上げ、間違いない!と叫ぶのでした。


犯行時刻までの時間潰しに、地元の平次たちの案内で街に出たコナンと蘭。

蘭は和葉と道頓堀へ向かいますが、12番目の文字にこだわるコナンは、世紀末の魔術師などと名乗ったことのないキッドの予告状に疑問を持っています。

すると平次が言いだしました。
夜中の3時がLなら今は「へ」や、と。

7時20分になれば完璧に「へ」になるで、と話す平次の言葉にコナンが閃きます。
[黄昏の獅子から暁の乙女へ]の「へ」は頭から数えて12番目。

つまりキッドの予告した時間は午前3時じゃなく午後7時20分だ!
そう叫ぶとコナンは大阪城へ駆け出しました。

すると平次が止めます。
天の楼閣は天守閣やない!通天閣や!と。


そして光の天気予報になっている通天閣のてっぺんには本当にキッドがいました。
彼のもとに飛んできた白鳩、その足には発信機が・・・。

鳩はエッグの様子を伺うために美術館に飛ばされていたのです。

その発信機を取ると、ショーの始まりだぜ、と笑みを浮かべスイッチを押したキッド。
それにより大阪城の周囲では花火が上がり始めました。


その頃、キッドの示した場所が通天閣だと推理したコナンたちですが、エッグを守る為美術館に向かっていました。

しかし美術館にあると思われたエッグは中森によってほかの場所に移されていたのです。

万全を期すため、自分と二人の部下だけでエッグを持ち保管場所を秘匿したまま中森と連絡が取れないことに焦るコナンと平次。

それにしても何故キッドは通天閣に・・・。


その時キッドが押したスイッチにより変電所が爆破され、一瞬のうちに大阪中が停電してしまいました。

寂れた倉庫にエッグと共に身を隠していた中森は、自家発電に切り替えるよう部下に指示を出します。

キッドはこれを待っていたのです。

病院やホテル以外で自家発電を使い電気がつく場所を見極めるため、彼は大阪中が見渡せる通天閣のてっぺんにいたのでした。

ビンゴ!と呟いて闇に舞ったキッド。


停電になった事でキッドの狙いが分かったコナンは平次のバイクの後ろに乗って街を激走します。

土地勘のある平次のおかげでキッドが飛び立つ直前、倉庫に到着したコナン。

室内では眠らされた中森たちを置いて、エッグを抱えたキッドが窓から飛び立つ瞬間でした。
煙幕を使って飛び立ったキッドを追って、コナンは平次のバイクにまたがり空を見上げながら追いかけます。

ハングライダーを使って飛ぶキッドは風上に向かって進みながら、徐々に高度を下げ始めました。
しかし空を飛ぶキッドはいわば無防備な状態。


そんな彼を何者かが狙い、撃ち落としたのです。

空から消えたキッドを追っていたコナンが見つけたのは、傷付いた鳩と彼が右目に装着しているモノクル、そして盗まれたエッグでした。

その後、近くの大阪湾を探してもキッドは見つからないまま・・・。

世紀末の魔術師 エッグの隠し場所

世紀末の魔術師 エッグの隠し場所

夜が明けた8月23日、取り戻したエッグは急遽展示を取りやめ、傷がないかの検査のため東京に帰る事になりました。

エッグを運ぶ鈴木財閥の大型フェリーには、コナンや青蘭たちの他、高坂夏美という若い女性も執事の沢井と共に乗り込んでいます。

曽祖父がファベルジェの工房で働いていたという夏美は、鈴木財閥のエッグが曽祖父の残した絵と違うと言って美術館へ来ていたのです。

彼女の祖父は現地でロシア人と結婚して革命の翌年に帰国、そして生まれた一人娘が夏美の祖母でした。

その祖母が亡くなった事で遺品を整理していたら、曽祖父の書いた古い図面が出てきたのというのです。


コナンたちの前に広げられたその図面は、真ん中が大きく破れて二枚になっており、左下にはMEMORIESと書かれています。

確かにメリーズ・エッグの図面・・・

しかしそれを見ていてコナンが気付くのです。
もしかして卵は二つあったんじゃない?と。

確かに彼の言う通り、二枚の図面を張り合わせると中央に書かれている卵の大きさが違ってしまいます。

つまり、もっと大きな紙に二つの卵が描かれていて真ん中の部分がごっそりなくなっているんじゃないか、というのです。


そしてエッグを手にとったコナンは底に鏡が付いている事に気づきました。
明りを消した部屋でその鏡に光を当ててみるコナン。

すると壁に城が浮かび上がってきたのです。
それは横須賀にある夏美の曽祖父が建てた城でした。

ずっと祖母が管理していたと語る彼女に毛利は、曽祖父は作った二個目のエッグの宝石を売ってこの城を立て、もう一つのエッグを城のどこかに隠したのでは?と推理します。

それを聞いて古い鍵を取り出した夏美。

設計図と一緒に見付かったこの鍵こそ、もうひとつのエッグの隠し場所に繋がる!!
そう考えた一行は早速城を目指す事にしたのでした。

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世紀末の魔術師 事件発生

世紀末の魔術師 高坂夏美

方向性が定まったことで、各々案内された個室へと引き上げます。
蘭はコナンが拾ってきた傷付いた鳩の手当をしていました。

その側でキッドの事を考えるコナン。
彼があんな事で死ぬわけがない、もしかしたらもうこの船に・・・?

神出鬼没で変装名人のキッドであれば、誰かに化けて船に乗り込む事など造作もない事だからです。


そこへノックの音が響いてきました。
ドアを明けた蘭に向かい、立っていたのはカメラを構えた寒川です。

驚く蘭の表情を抑えた彼は、そのまま笑いながら去ってしまいます。
そこへ、園子と夏美、西野がやってきました。

ところが部屋の中の鳩を見て慌てて出ていく西野。

急な彼の態度に園子は笑いながら、この際女同士で集まって話そうよ、と言い出しそのまま青嵐の部屋に向かいます。


青嵐の部屋で、グリゴリーと背面に書かれた写真立てに気づいたコナン。

園子が、彼の写真?ときくと、ええ、と答えた青嵐ですが、改めて見せる事はなくそのまま伏せて部屋を出てきたのでした。


蘭の部屋で始まった女子だけのお茶会。

和やかな空気で楽しく話していると夏美が、子供の時から妙に耳に残って離れない言葉がある、と言い出します。

「まるしぇ にくかったべか」
マルシェって人の名前にも心当たりはないし、と首をかしげる夏美を見てコナンが気付きました。

彼女の灰色の瞳に・・・。

母も祖母も曽祖父の色を受け継いだの、と嬉しそうに話す夏美。

みんなが覗き込みますが、青嵐もまた同じ灰色の瞳をしています。
彼女の名前は中国読みで「プース・チンラン」。


夕闇が迫るバルコニーに用意されたテーブルに座り、各々好きなようにして過ごしています。
すると青蘭が寒川のペンダントに気付きました。

それはニコライの三女・マリアンの指輪。

それをどこで?と聞く青蘭の言葉に答えることはなく、まるで見せびらかすために身につけていたような寒川は、そのまま部屋に戻ってしまいました。


ところが、その寒川が射殺体となって発見されます。
第一発見者は西野。

彼に呼ばれた毛利が飛び込んだ寒川の部屋は、荷物が散乱しベッドが切り裂かれる程荒らされていました。
倒れている寒川は右目を撃ち抜かれて絶命しています。

それを見てキッドの事を思い出したコナン。
そういえば彼もまた右目を狙われていた・・・。

部屋からは寒川の指輪ペンダントが消えています。

世紀末の魔術師トリック1

殺人事件ということで、呼ばれた目暮警部と白鳥刑事たちがヘリで到着しました。
刑事が揃ったことで始まった現場検証。

そこで西野のボールペンが発見されました。
西野は寒川の部屋には入っていないと話しますが、犯行時刻の7時半は自室で休んでいた為アリバイがありません。

寒川の部屋からは指輪だけでなく、彼が撮影していたビデオテープも消えていました。
それを聞いて駆け出したコナン。

彼は阿笠博士に電話して、右目を撃つスナイパーについて調べてほしいと頼んだのです。

博士が教えてくれたのはスコーピオンという名前・・・。


その頃西野の部屋からは寒川の指輪が見つかっていました。
ベッド下に落ちていた指輪・・・

決定的な証拠となるかと思われたその時、犯人はスコーピオンで間違いないと考えているコナンは、西野の枕が蕎麦殻な事に気付きます。

西野は羽毛アレルギーだったのです。

蘭の部屋から逃げるように去ったのも鳩がいたから・・・
だとすると、寒川の羽毛枕を彼に切り避けるはずがなく・・・

犯人は西野ではないのです。


子供らしい喋り方で、子供とはお思えない洞察力を発揮するコナンを、白鳥がじっと見つめています。

しかしこれで佐川殺害の犯人は全く分からなくなってしまいました。
すると今度は、コナンがスコーピオンの生を口にしたのです。

ロマノフ王朝の財宝を盗み、必ず相手の右目を撃って殺害しているスコーピオンこそが今回の犯人だと。

きっとキッドのエッグを横取りする為に彼を撃ったんだ、そう話すコナンを見つめているのはまたしても白鳥刑事。

おみくじの「秘密がバレる」というのはもしかして白鳥なのかも、と警戒したコナンは、いつものように針を使う危険を回避しそのまま喋り続けます。


寒川と西野は知り合いだったんじゃない?と。

寒川が西野を見て動揺していたと聞かされた西野は、そこで思い出した事がありました。

海外を旅していた時、内戦で家を焼かれた少女をしつこく撮影していた寒川を殴った事があったのです。

それを聞いてコナンは、西野さんきっと寒川さんに恨まれていたね、と話し、でも良かった、もし佐川さんが殺されていなかったら西野さん指輪泥棒にされていたよ、と声を上げ、意味ありげに毛利に視線を送ります。

それでやっと気づいた毛利。
この事件は西野に指輪泥棒の汚名を着せようとした寒川の事件と、佐川が殺された事件、二つが重なっていたんだと。


船を降りて城に向かいながら、セルゲイが話し始めたのはニコライの三女マリアの話でした。
大きくて灰色の瞳の彼女は四人姉妹の中でも一番優しかった―――

そう聞いてコナンは引っかかります。
灰色の瞳といえば夏美や青蘭と同じじゃないか、と。

ロシア革命で皇帝一家は全員処刑されたが、マリアと皇太子の遺体だけが確認されていないという史実とそれは、何か関係があるのでしょうか。

世紀末の魔術師の謎

到着した城は山道を登った高台にあり、ドイツのノシヴァンシュタイン城に似た作りの荘厳な建物です。

夏美の曾祖母がロシア人なのに何故ドイツのお城?との疑問は残しながらも、早速入城したコナンたち。

コナンは、阿笠博士が作ってくれた新しいメガネをかけています。

阿笠博士はわざわざ城まで届けてくれ、城に入っていくコナン達を見送ってくれました。

しかし博士についてきたこども探偵団の三人は、どうにかして入れる所がないかと、城の周りへと駆け出すのです。

入城したコナン達はゆっくりと城の中を進みます。

各部屋の説明をする沢井の言葉を聞きながら進んでいた一行は、やがて執務室へとたどり着きました。


ここは曽祖父の私室です。
沢山の写真が飾られた室内ですが、そこに曾祖母のものは一枚もありません。

夏美でさえも曾祖母の顔を見た事はないというのです。
その写真の中に、ゲー・ラスプーチンの写真がありました。

皇帝一家に取り入りロマノフ王朝滅亡の原因となったとされる人物・ラスプーチン。
彼は最期、公爵に殺害され片方の目を潰された遺体となって発見されます。


その話を聞きながらタバコを吸い始めた毛利。

その煙の流れを見て地下室があると気づいたコナンは、床にロシア語のアルファベットキーボードを見付けます。

セルゲイが打ち込んだのは、夏美が話していた「まるしぇ にくかったべか」。

それはロシア語がなまったようにして覚えられた言葉だったのです。
「ヴァルシェーブニック カンツァー ベガ」

青蘭が口にしたその言葉は日本語に直訳すると「世紀末の魔術師」・・・

キッドの予告状に添えられていた名前です。
この言葉がパスワードとなり地下に向かう階段が現れました。

暗がりの中を懐中電灯やライターの明かりを頼りに彼らは降りていくのでした。


その頃、入口を探していた歩美たちですが、闇雲に動き回るより一人で動く灰原の後を負い始めます。

すると外階段の先で博士が壁に手を付いた事で底が抜け、子供達四人はそのまま落下してしまいました。

しかし、慌てた博士が、子供たちを救い出す準備を整えるため去ってしまうと、彼らが大人しくその場にいるはずもなく・・・
灰原たちはそこから繋がる城の内部へと進み始めたのでした。


パスワードとなった「世紀末の魔術師」。
それは夏美の曽祖父に付けられた別名でもありました。

1900年のパリ万博に16歳でからくり人形を出品しそのままロシアに渡った曽祖父は、その手先の器用さと発送の豊かさを活かしてファベルジェの工房に勤めていたのです。

そこで歩美たちと合流したコナン達は先を急ぎます。
人影を追って単独行動していた乾が密かに撃たれたことも知らずに・・・?

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世紀末の魔術師 エッグの隠し場所

コナン達の道は、やがて行き止まりになってしまいます。
ここにも何か仕掛けが・・・?

壁画には皇帝の紋章が描かれ、王冠の後ろには太陽がありました。
そこにライトを当てるよう白鳥に指示したコナン。

すると、床が下がり階段が現れました。
降りた先の蝋燭に火を灯すと辺りがやっと明るくなります。

そこには、一つの棺が置かれていました。
夏美が持っていた古い鍵で開かれた棺・・・

中にはエッグを抱くようにして白骨遺体が眠っていました。


これは曽祖母だと思う、と夏美。
セルゲイが遺体の抱くエッグを検分します。

間違いなく本物、しかしその中身は空っぽです。

そこで鈴木財閥から借りてきたというエッグを白鳥が取り出し、それを中に入れてみました。

ぴったりと合わさった二つのエッグ。

コナンは装飾されているガラスに目をやり、世紀末の魔術師とまで歌われた曽祖父の細工がどこかにあるはずだと考えを巡らせます。


そして彼はこの部屋の作りやエッグに設えられたガラスを見て何かを閃くと、側にある台座に気付くと中に懐中電灯を仕込み、その上に重なったエッグを乗せました。

するとエッグの中が透けて光を集めた人形から光の束が放たれ・・・
なんとニコライ皇帝一家の家族写真が壁に映し出されます。

その中には夏美の曾祖父母の姿もあります。
曾祖母の写真は誰かに似ているような・・・?

新たに見つかったエッグを祖国に、との思いが強かったセルゲイですが、これらの写真を見て考えを改めます。
これは貴女が持ってこそ価値がある、そう言って夏美にエッグを返したのでした。


ここに至り、やっと乾の不在に気付いたコナン。
その側で灰原が呟きます。

映し出された沢山の写真の中にラスプーチンの写真がなかったと・・・。

皇帝一家と親しかったはずの彼の写真がなかったこと、それを聞いてコナンは先ほど執務室で見た写真を思い出しました。

飾られたラスプーチンの写真に添えられていたサイン・・・
サインの頭にあった「ゲー」ってもしかして・・・!

世紀末の魔術師の犯人

その時、コナンの目に毛利を狙う赤い光が飛び込んできました。

懐中電灯を投げた事で毛利は助かりますが、犯人は続いて蘭に照準を!
全員伏せろ!と叫んだコナン。

身を倒した夏美はその表紙にエッグを落としてしまいました。

それを拾い上げた犯人が駆け出します。

追いかけるコナンと白鳥。
ところが、執務室から城の内部に戻った犯人は床に灯油を撒いて火を放ったのです。

逃げ切ろうとする犯人。
そこに響いたのはコナンによる白鳥の声でした。

あんたの正体はわかっている、と話す彼が出した名前は青蘭・・・
彼女はラスプーチンの末裔だったのです。


その頃、火災による爆発で出口をなくした地下室の毛利たち。
うろたえる彼らを冷静な声で先導したのは灰原です。

彼女は自分たちが落ちた穴に避難を始めたのです。

そこには救助の準備を整えてきた阿笠博士が待っていました。
外はすっかり夜になっています。


姿を現した青嵐に身を隠しながら、コナンが使った次の声は寒川のものでした。

死んでいるはずの彼の声に驚く青嵐に、彼女の名前を中国読みした[プース・チンラン]を並び替えればラスプーチンとなる、と告げるコナン。

青蘭は、ロマノフ王朝の財宝は縁の深いラスプーチンのものだったと考え、全てを手にする為に盗みを始めたのだと言うのです。

そして、彼女が執拗に右目を狙うのは惨殺された先祖の無念を晴らすためだ、と。


そこまで話し、姿を現したコナン。

思ってもみなかった彼の登場に驚く青蘭は、コナンから更に犯行を暴かれていきます。
彼女が寒川を殺したのは自分の正体がバレそうになったから、だと。

各部屋を回ってカメラを回し続けた寒川に、机の上に飾っていたグリゴリー・ラスプーチンの写真を見られた事で彼を殺したのだろう。

そう話すコナンは、晴嵐の放つ銃弾数を数えていたからこそ出てきたのです。
マガジンに詰められるのは8発まで・・・


しかしもう一発残っていると勝ち誇る青蘭。

そして彼女はコナンの右目を狙って引き金を引いたのです。
しかしその銃弾をコナンのメガネが弾きました。

彼が博士に作って貰った新しいメガネは硬質ガラスに変えてあったのです。

驚く青蘭の隙を狙って、コナンは近くに転がっていた鎧の頭を蹴り飛ばし彼女を倒しました。


そこへ白鳥が飛び込んできます。
あたりはもう火の海。

彼は晴嵐を抱き上げると脱出を促します。
しかし三人は炎に飲まれ・・・。

脱出した蘭達は、燃え盛る城を前に為す術なく立ち尽くしています。
誰もがコナン達の命を危ぶんだその時―――

コナンは博士の車の側に現れました。
エッグを持って。

白鳥は晴嵐を逮捕して先に署へと戻ったようです。

世紀末の魔術師の最後結末

帰宅後、事務所で鳩を撫でている蘭はどこか元気がありません。
そしてポツリと呟きます。

私を助けてくれたコナンくん、まるで新一みたいだった、と。

泣きながら別人なの?と迫る蘭を前に、これ以上隠し通すことはできないと腹をくくったコナンが口を開きかけた時でした。

入口に新一が現れたのです。


オメエが事件に巻き込まれたから来てやった、と話す彼は工藤新一そのもの。

しかしここにコナンがいる以上彼が新一であるはずがないのです。

雨に濡れてやってきた彼を前に、タオルを取りに自宅へと駆け上がっていく蘭。


その間に彼は外へと出ていきます。
追って出たコナンは新一に声をかけます。

待てよ怪盗キッド、と。

まさか白鳥刑事に化けて船に乗ってくるとは、と喋るコナンの前でキッドが指笛を吹くと白い鳩が飛んできました。

それをあやすようにしながら口を開いたキッド。
彼がエッグを狙ったのは、夏美に返す為だったのです。

その為に休暇中の白鳥に化けてまでエッグに近付いたのでした。


夏美の曾祖母はニコライの三女マリア、彼女は曽祖父との間に愛を育み日本で永眠・・・
曽祖父は彼女の遺体をロシアの革命軍から守る為にあの城を建てたのでした。

ドイツ人だったマリアの母親の故郷にある美しい城に似せて・・・。


最後にキッドは、なぜ俺が君の姿をして現れ、厄介な敵である君を助けたかわかるか?と問います。

そう言いながら彼の姿は白鳩に覆われていき・・・
蘭が新一を追って外に出てきた瞬間、指を鳴らした彼の合図に合わせて飛び立った鳩。

そこにキッドの姿はなかったのでした。

飛び立つ鳩を見送りながらコナンがポツリ・・・。

お前が俺を助けたのはこいつを手当した礼だろ。
そう言って彼は落ちていた鳥の羽を拾いあげたのでした。


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